FXトレードの現場で
しばしば聞かれる「ポジポジ病」
という言葉には、
単なるエントリー過多の癖以上に、
人間の深層心理が
色濃く反映されています。
ポジポジ病とは、明確な根拠もなく
常にポジションを取り続ける習慣です。
その背景には、
・「何もしない時間=損失」と感じる焦燥感
・「チャンスを逃したくない」という欲求
が複雑に絡み合っています。
人は本来、
「行動している方が安心する」
という性質を持っています。
たとえば、電車を待つよりも
遠回りでも歩き始めた方が
気が楽に感じるのと同じで、
ポジションを持つことで
“何かしている感覚”が
得られるのです。
しかし、FXは“待つゲーム”です。
優れたトレーダーほど
「何もしない時間」を
戦略的に使います。
むしろ「仕掛けない」という判断こそ、
最も高度な意思決定である場合も
少なくありません。
ポジポジ病の克服には、
まず「感情と行動の切り離し」
が必要です。
そのためには、明確な
エントリールールの整備と、
「ノートレード=戦略の一部」
という価値観の再定義が効果的です。
たとえば、
・5分足が〇〇の条件を満たす
・1時間足とトレンドが一致する
という多段階の条件を設けることで、
機械的にチャンスを限定できます。
また、
「1日1回までしかエントリーしない」
といった数量的な上限を設けることも
有効です。
もう一つの鍵は、
「トレードしない時間の充実」です。
チャートを眺めて悶々とするのではなく、
・過去チャートの検証
・トレードノートの整理
・別スキルの学習
に時間を充てることで、
自己効力感を保ちつつ
衝動を制御できます。
本質的には、ポジポジ病は
「不安と欲望のバランスが崩れた状態」です。
だからこそ、情報環境や生活リズム、
メンタル状態の見直しも含めた
トータル設計が必要です。
安定して勝つトレーダーは
「やらない勇気」を持っています。
待つ力こそが、
相場における最大の武器です。
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